2018年12月29日土曜日

2018 暮れ

リンキンパークを流しながら片付け。
どうして死んじゃったかな。もう会えない。

年末らしく少しだけ細かく掃除をした、明日は息子が帰ってくる。
ちゃんとしたお母さんでありたい、死ぬまで続けたい。
記憶の中のお母さんはいつも元気で100%自分の味方で、
一瞬も不安になることなく愛してくれた、と思い出して欲しい。
地位もお金もないからねぇ、愛だけは無限にあるんだけど。

隣家の長女さんは息子より一つ二つ年下で、すでに子連れで
出戻っている。隣家の一番下の子はまだ高校生。
隣家のご夫婦はまだ子育て中でずっと働きつめで頑張っている。
長女は自分も親となったのにニート状態で一日スマホ。
見えないけど、なぜそう思うか。せつない声が聞こえてくる。
3世代目がお母さんねぇお母さんと話しかけ呼ぶ声がするが、
一向に返事がない。誰かが代わりにかまってあげても
抱きしめても喜ばないんだよね、子ども。ね、おかあさん。

愛されなかった記憶は消えない。

反対側の隣人は娘を虐待している、あちこち手を尽くしているが
次に大事になったときは迷わず警察を呼ぶと決めている。
母娘二人の家族なのに子どもにより添えない母親。
狂気を感じさせる笑い声が夜中に響くこともある。
私の心が先に負けないよう気張っている。



羽生善治が羽生九段と呼ばれる。当然そうでしょう。
それがふさわしい、本人もそう思っているでしょう。
引退するでなし、たまたま27年ぶり?にタイトルがないだけ、
タイトルを失ったことだって1回や2回じゃない、数十回ある。

平成の終わりにタイトルすべて失ったことがおもしろいのか?
大騒ぎしすぎ、そして48歳の羽生の衰えに期待しすぎ。
ソフトが発達しそれをうまく取り入れた主に若い棋士が
やっと羽生に追いついただけ。

竜王戦三浦挑戦の一件から森内の順位戦引退、藤井聡太の
登場と立て続けに将棋から心が遠ざかることが続いた。
特に中学生棋士はまわりが異常な扱いをし嫌悪感を持った。
藤井聡太の棋譜は面白いし将来は楽しみだと思う。

しかし負けた棋士にインタビューって呆れた。負かされた
はるか年長の棋士が藤井君すごい、とべた褒めしなければ
ならない信じられない光景だった。対等に勝負しているのに。
羽生なんか敵意むき出しの先輩棋士にこき下ろされていた。

中学生だろうとプロデビューした公式戦で、勝負したのだ。
負けた棋士が勝者を目の前にして褒めちぎらなければならない、
信じられないことに何人もの棋士にそれをやらせた。
それを当然のように歓喜している大人たちも異常に思う。
藤井七段は悪くないのに好きじゃない棋士になった。


齊藤慎太郎王座、豊島棋聖王位、とうとうきたかと心躍った。
でも一番うれしかったのは広瀬の竜王奪取だった。
もう若手といえない?けど、若手と呼ばれたころ一番好きだった。
王位戦挑戦で初タイトル、翌年羽生に負け陥落、まだ幼かった広瀬。

羽生の無冠、100期のおあずけと残念といえば相当残念なのだが
広瀬がまだ力ある羽生から激闘の末に奪取した久々のタイトル。
本当におめでとうございます。すばらしい番勝負でした。