2012年2月6日月曜日

凍りつくまで


友人から届く年賀状が家族写真のものではなくなった。
ほのぼのとした幸せそうな一家の賀状は新年の楽しみの一つだった。
考えてみれば二人のお嬢さんはすでに成人であり社会人。
大人の女性になっていたのだった。もはや一家の娘さんではないよね。
自分の二十代を思い出してみればわかること、親とは別世界で生きていた。

同時進行中の編みもの4点、針サイズや完成品は違えど全部棒針編み。
もう棒針に飽き飽きして鉤針を握りたくてしょうがなかったころ、
やっとトリニティ編みのバッグが手を離れた。(まだ縫い作業が残っている)
上の画像は20cm程度の小さなポットマットくらいのものだが、
これを200cm四方くらいで作ってみたいなとかなり以前から考えている。

初歩的なくさり編み、細編み、長編みだけで編む。
ひたすら1段同色、長編みで編み続けるだけ、とても簡単なのだが…
上の物でざっと計算すると縁編みを除いて300目100模様200段くらいになる。
糸はごしょう産業の「メリノ入りあったか並太 毛100%」ネット通販で購入。
この糸、手ざわりは悪いしとても肌に直接つける物は作れた代物ではない。
カサカサガサガサザラザラである。しかししかし、20色もあるうえに

40g 88m 150円

なのだ。20色もある毛100%のシリーズでこの値段は他にはないと思う。
20色中、黒は使わないので他に5色ほど追加して24色で200段。
ポイントは次の段の色を選ばないこと、だ。めちゃくちゃぶりがいいのだ。
約40g玉で各色3玉~4玉使用し全体で3kg以上になりそう。
完成後はもちろん、編んでいる最中の置き場にも困りそうで躊躇している。

ふっくら新芽をつけたクレマチスの蔓が強風で折れ、散乱していた。
ショックだー、この冬は本当に寒いぞ。久々にベランダが凍った。

2012年2月2日木曜日

春を待つ


今年の冬は寒い。特別に寒い気がする。
年取ったせいかね。なんでも女性の平均寿命予想は近々90歳になるとか?
私がそうなるとしたら50年後くらい、ぴったり予想範囲のばーちゃんだ。
しかし本当にそんなことになるかなぁ。私たちの世代って長生きしないのでは。
いや、まぁ根拠はないけどね。私自身は60歳も無理な気がしている。
長寿願望なんてまったくない、息子は今年成人だしもういつでもokだ。
あと50年も生きるなんて勘弁して欲しい。

でも羽生善治がプロ棋士を続けている間は生きていても良いかな。
A級戦8回戦、羽生二冠は谷川九段に勝利し名人挑戦を決めた。
この春の名人戦も羽生森内となった。

あぁおもしろかった。本当におもしろい将棋だった。
谷川浩司が8年先に生まれプロ棋士となった将棋界に羽生善治が誕生し、
その将棋を羽生自身をリアルタイムで知ることが出来て幸せだ。
羽生の将棋は大抵おもしろいが谷川戦は特別、その勝利は格別。
好きな棋士は他にもいるが羽生と谷川がいてこその将棋界だ。

羽生と共に年をとっていると思えばシワも白髪も嬉しいくらい。